NANA

出勤時職場のエレベーターに乗った途端に気分が悪くなり、そのまま退勤する。息が苦しくなって呼吸が荒くなり、目眩がし、手足は冷たくなり痺れ、立っているのもやっとだった。横になって少し休むと落ち着いたので幻だったんじゃないかと疑ってしまう。心配した副部長に救急車を呼ばれそうになったり、副部長に遣われてSさんが私の脈を測りにきたりと何だか面白かったけれど、一秒も働かず無駄にタクシー代を浪費する羽目になったことが悔しい。

病院で過呼吸と診断される。